

まざまな介護サービスを、一割の自己負担で受ける
ことができるのが「介護保険」です。
介護保険の基礎知識
さまざまな介護サービスを、一割の自己負担で受けることができる「介護保険」。利用する施設や要介護度によって、費用の限度額や受けられるサービスが異なりますので、基本的なポイントを理解しておきましょう。
介護保険は、40歳以上の人が加入する強制保険です。65歳以上で介護や支援が必要になった場合に介護保険サービスを受けることができます。また65歳以下(40歳以上)でも、初老期の認知症や脳血管疾患など老化が原因とされる16種類の病気(※)により要介護・要支援と認定された場合は、介護保険サービスを受けることができます。介護サービスは一割の自己負担で受けることができ、残りの9割は介護保険からまかなわれます。
介護保険制度のしくみ

老化が原因とされる16種類の特定疾病
- 初老期における認知症
- 脳血管性疾患(脳出血、脳梗塞など)
- 筋萎縮性側索硬化症
- パーキンソン病
- 脊髄小脳変性症
- シャイ・ドレーガー症候群
- 糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息など)
- 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
- 慢性関節リウマチ
- 後縦靭帯骨化症
- 脊柱管狭窄症
- 骨折を伴う骨粗しょう症
- 早老症(ウエルナー症候群)
- 小児癌を除く末期癌