老人ホームのミニ知識 老人ホームのミニ知識

知っているようで知らない、
老人ホームの基礎知識。

【実は深い】老人ホームで行われるイベントや行事、レクリエーションの役割とは?

【実は深い】老人ホームで行われるイベントや行事、レクリエーションの役割とは?

【実は深い】老人ホームで行われるイベントや行事、レクリエーションの役割とは?

単調となり引きこもりがちになってしまうのが老人ホームの生活。毎日を充実して楽しく過ごすと同時に身体機能の維持向上や脳の活性化、さらには施設内でのコミュニケーションの促進などを目的にさまざまなイベント・行事、レクリエーションが行われています。施設ごとに工夫をこらして実施されていますが、これらがもたらす素晴らしい効果を具体的な事例と合わせてご紹介します。

目次

老人ホームで行われるイベントの種類

老人ホームでは頻繁に、多種多様なイベントが行われていますが、大きく分けると以下の2種類に分けられます。

イベント(行事)

イベント(行事)とは、節分やひな祭り、運動会やクリスマスなど施設全体で「行事」として行われるものを言います。とかく単調になりがちなホームでの生活に季節感や生きがいを感じてもらえます。

レクリエーション

レクリエーションとは、「生活の中にゆとりと楽しみを創造していく多様な活動の総称」です。普段の生活で感じたストレス解消や疲労回復のために行われ、イベントとの違いは日常的に行われる自発的活動だということです。生きがいの発見や積極性を引き出すことが出来ます。

もちろん効果はそれぞれ違いますが、時期や曜日に合わせてさまざまに組み合わせられています。

老人ホームで行われるイベントの代表的な目的

老人ホームで行われるイベントには大まかな役割があり、それに伴った特徴があります。ここでは、多くのイベントでも共通して言える目的をご紹介します。

  • ① 身体機能の維持・向上
  • ② 脳の活性化
  • ③ コミュニケーションの促進

① 身体機能の維持・向上

年齢とともに低下する身体能力。いわゆる老化現象ですが、体を動かさなくなると運動量が低下し筋力が衰えます。レクリエーションやイベントに参加し適度に体を動かすことで、身体機能の維持や向上を図ることができます。

② 脳の活性化

折り紙やクイズなど指先や頭を使うレクリエーションは脳を活性化し、認知症予防あるいはその進行を遅らせる働きがあるとされています。

③ コミュニケーションの促進

個人個人の生活を大切にしながらも、他人とのコミュニケーションを行うことは、時に生きがいを見つける良いきっかけとなります。かつて住んでいた地域と切り離され孤独感を感じることもある老人ホームの生活です。もう一度社会生活の楽しさを同じ施設で生活する人たちと交流を持つことで再発見し生活の質を向上させる役割を担っています。

これらを目的としたイベントに参加出来る点も老人ホームのメリットと言えるでしょう。

老人ホームのレクリエーションジャンル4つの具体例

日常的に行われるレクリエーションは以下の4つのジャンルです。

  • ① 身体を動かすレクリエーション
  • ② 手足を使ったレクリエーション
  • ③ 頭を使うレクリエーション
  • ④ 社会貢献のレクリエーション

それぞれのジャンルの解説と実際に取り入れられている、レクリエーションを紹介します。

① 身体を動かすレクリエーション

積極的に体を動かす機会を提供することは、リハビリの効果だけでなくストレス解消の効果も期待できます。

ラジオ体操

3分という短時間で効果的に体を動かすように作られた体操。ストレッチ効果はもちろん、短時間だというところが参加のしやすさに貢献しています。

風船バレー

2チームに分かれて向かい合わせに座り、1つの風船をうちわであおいでバレーボールの要領で打ち合います。相手チームの床に風船を落としたら勝ちです。

紙コップボールシュート

ダンボール箱の中に並べた紙コップにチームごとに色分けされたボールを、運動会の玉入れのように投げ入れます。ボールがたくさんコップに入ったチームが勝ちです。

パターゴルフ

ゴルフのパッティングの要領でボールをホールへ入れるゲームです。広い芝生の敷地が必要となるので、どの施設でも出来るものではないのですが、施設を離れて野外で活動することの楽しさを知ってもらうという効果もあります。

② 手足を使ったレクリエーション

指先を動かすと脳を刺激し活性化させる効果があると言われています。

折り紙

高齢者にとって折り紙は幼少のころから慣れ親しんだ遊びではないでしょうか?鶴や動物から季節感のあるものなど、時には展示をして作品を見てもらうことで新たなモチベーションを生む可能性もあります。

お菓子作り

和菓子や洋菓子さらにはパンまで作ることがあります。自分自身で「作る楽しさ」と「味わう楽しさ」さらには出来上がった時の達成感が、新たなレシピへの挑戦と繋がっていく可能性を秘めています。

③ 頭を使うレクリエーション

クイズや脳トレは、考えることで脳を刺激します。

しりとり

だれもが一度は楽しんだしりとり。前の人が言った言葉を覚えることと、その最後の文字から始まる言葉を思い出すことが脳のトレーニングにつながります。「3文字限定」「地名限定」と言ったローカルルールを入れる場合もあります。

頭文字さがし

50音が書かれたカードから1枚引いて、その文字が頭文字になった言葉を書き出すゲーム。たくさんの言葉を書き出したチームの勝ちです。

逆文字ゲーム

上下左右逆さまにしたひらがなで書かれたカードを見て、書かれた単語を当てるゲームです。

いずれも、言葉を頭に思い浮かべたり、空間認識能力を刺激したりと、認知症の予防や進行を遅らせるなどの効果が期待できます。

④ 社会貢献のレクリエーション

入居者以外の人との交流は、外界と遮断されたイメージを払拭する機会を提供します。さらに、自らの存在意義の再確認にも役立つと言われています。

異世代交流

幼稚園の園児が老人ホームを訪問し、高齢者が子供に昔の遊びを教えたり、一緒に絵を書いたり、昔話を聞かせたりと子供達と触れ合う機会を持ちます。交流のおかげで「自分は一人ではない」「役に立つことがある」と自らの存在意義を確認することが出来ます。

バザー

「手芸品」「絵画」「クラフト」など、それぞれ個人が得意とするものを展示販売します。購入者とのコミュニケーションや得意な分野での会話が盛り上がったりと、「まだまだやれる」「こんな得意な分野があった」と自らを再発見する機会を提供してくれます。

老人ホームでのイベント等は工夫を凝らして行われています

季節ごとの行事や各種のイベント、日常的に行われているレクリエーションは、脳の活性化や身体能力の維持向上を促し、日々の生活の質を上げることが出来ます。また、入居者同士を繋げるコミュニケーションの機会を提供するという役割を担っています。

また、気になる対応についても、各老人ホームでさまざまな配慮がなされています。たかがイベントとは考えず、老人ホームへの入居や参加を検討してみてはいかがでしょうか。

 
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