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有料老人ホームにまつわる
事例を紹介します。

(相談事例1)ショートステイとは?

老人ホームで実施している「ショートステイ」について教えてください。

老人ホームで実施している
「ショートステイ」について教えてください。

悩み事

持病が悪化するにつれて、80歳の父の介護の負担が増えてきました。私の妻が父を介護をしているのですが、疲れがたまってきているようで体調不良を訴えることが多くなりました。

妻の介護負担を軽減するためにも、初めてショートステイを利用してみることにしました。そのため、先日ケアマネジャーに相談し特別養護老人ホームに申し込みをお願いしたのですが、3ヶ月先まで予約がいっぱいとのことでした。ショートステイは初めてなので、こんなにも予約が先になるなんて思っていませんでした。

いくつかショートステイ先をさがしていたところ介護保険は使えないけど、有料老人ホームでもやっているところがあると聞きました。予約した3ヶ月先のショートステイまでに、妻の息抜きのためにも一度利用したいと思っています。
特別養護老人ホームと有料老人ホームのショートステイは、大きく違うのでしょうか?

特別養護老人ホームでのショートステイは介護保険の1割負担でも利用が可能。
有料老人ホームの有料ショートステイは、全額自己負担。

在宅介護を続ける中で、一時的に宿泊を伴う介護サービスを利用したいというケースはよく聞きます。そうした時に利用できるサービスがショートステイ。ショートステイには介護保険で利用できるものと、介護保険適用外で主に有料老人ホームなどで実施している"有料ショートステイ"があります。

介護保険で利用できるショートステイは、ケアプランに組み込むこともできるので、(価格的にも)安心して利用することができる半面、予約がなかなかとれず利用先のベッドの空き状況に左右されがちです。
有料老人ホームなどで運営している有料ショートステイは、料金が割高ではありますが、希望日通りに受入が可能であったり、有料老人ホームに入居している人と同等のサービスを受けることができる施設もあります。
利用したい時の状況(緊急度合い)や期間、かかる費用などを考慮して、選んでみると良いでしょう。

相談内容にありましたように介護保険のサービスの中で、ショートステイは人気が高いです。介護保険を使う場合は混み合う時期(土日・長期連休)を避け、計画的に予約するのが良いでしょう。緊急時などにショートステイを利用したい場合は、介護保険を利用する場合と比べてやや割高になりますが、有料老人ホームでの「有料ショートステイ」もあります。

ご相談者様のように在宅介護をされている方は、積極的にショートステイを利用して、介護を繰り返す日常生活にリフレッシュ時間をつくることが大切です。また、将来的に老人ホームなどへの入居を考えている場合は、自宅以外での生活に慣れるという意味でもショートステイ利用はお勧めです。最初は環境が変わることを嫌がる方でも、利用を繰り返すうちに、施設内に顔見知りが増え、施設入所の際に抵抗なくご入居できるということもあるそうです。

 
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