老人ホームのミニ知識 老人ホームのミニ知識

知っているようで知らない、
老人ホームの基礎知識。

【重要】老人ホームの体験入居!チェックしておきたいポイントとは

【重要】老人ホームの体験入居!チェックしておきたいポイントとは

【重要】老人ホームの体験入居!チェックしておきたいポイントとは

老人ホームは、体験入居ができるということをご存知でしたか?老人ホームの雰囲気や住み心地などを把握するには、体験入居が最も効率よく確実な方法です。今回は老人ホームの体験入居をするまでに行うことやチェックポイントなどについて解説します。

目次

老人ホームに体験入居する前にしておくこと4ステップ

老人ホームの体験入居は言わば、入居前の最終確認です。この項では、老人ホームに体験入居をする前に確認すべき4つの項目について説明します。

  • ① 資料を取り寄せて検討する
  • ② 体験入居前に施設見学をする
  • ③ 費用の確認
  • ④ 提携医療機関の確認

ステップ①資料を取り寄せて検討する

老人ホーム選びの基本ですが、まず資料を取り寄せるところから始めましょう。ここで確認することは、料金体系や受けられるサービス、そして体験入居出来る期間などです。また、外出や食事、生活上のルールなども確認しておくと良いでしょう。

ステップ②体験入居前に施設見学をする

資料で基本情報が掴めたら、次は施設見学です。資料から見学する施設を最低でも3つは選んでおき、それぞれに足を運んで検討していきましょう。

ステップ③費用の確認

多くの方が気になるポイントですが、体験入居の費用を今一度確認しましょう。受けられるサービスによって費用が変わってきますので、体験入居させる前に支払う料金をはっきりとさせておきましょう。

ステップ④提携医療機関の確認

老人ホーム選びで最も重要な要素の1つが、提携医療機関の確認です。老人ホームで働く看護師が行える医療行為には限界があり、専門性を要する診療・治療や緊急時の対応は提携する医療機関が行います。その為、提携医療機関が対応する医療サービスが入居希望者に適しているかどうかを確認する必要があります。入居希望者が必要とする医療サービスを提供できない場合、ホーム側から入居を拒否されることもあります。

老人ホームに体験入居する際の6つのチェックポイント

実際に体験入居をする際の留意点について解説します。ポイントとなるのは以下の6つの点です。

  • ① 生活空間
  • ② 介護・リハビリの対応
  • ③ 生活支援
  • ④ 食事
  • ⑤ 生活が快適かどうか
  • ⑥ 介護スタッフの対応

これらの項目は実際にそこで生活してみないと掴めない情報です。体験入居をする際は常にこのポイントに着目しながら老人ホーム選びをしてください。以下にこれらのポイントを詳しく説明していきます。

体験入居でのチェックポイント①生活空間

生活空間に関しては資料などの写真だけでは実態が分からず、実際に生活してみないと掴みようがありません。しかし、体験入居後にチェック漏れに気づくことがないよう、最低でも以下の点は欠かさず確認しましょう。

セキュリティ

老人ホームに限らず入居施設選びには最優先でチェックしなければならないものです。ホームの開門時間が厳格に守られていることや、24時間スタッフが常駐していること、その他災害時の避難経路など、入居者の安全がしっかりと確保されているかを欠かさず確認してください。

衛生面

介護を受ける人にとって、衛生面の良し悪しは心身の健康に非常に大きく関わってきます。部屋やトイレが綺麗かに加え、分煙が徹底されているかについてもしっかりと確認しておきましょう。

広さ

体験入居ですので、部屋の広さも確認した方が良いでしょう。狭すぎる部屋は閉塞感を与え、広すぎる部屋はもの寂しさを与えますので、入居した部屋が適切な広さであるかどうかを確認しましょう。また、家族が定期的に宿泊を希望するのであれば、対応可能な広さかどうかもチェックすべきポイントです。

体験入居でのチェックポイント②介護・リハビリの対応

トイレの介助、食事のサポート、リハビリの対応などもしっかりと行われているかも体験入居でチェックできる項目です。

トイレの介助

排泄は1日に何度も繰り返し行います。介助が必要な入居者にとって、トイレへの対応は、かなり重要な項目です。

入浴のサポート

体験入居でももちろん、他の入居者と同様に入浴が可能です。入浴に補助が必要な場合は、丁寧な対応かどうかよく確認しましょう。

リハビリの対応

ただ生活の介助をしてもらうだけでは施設の良し悪しは決まりません。要介護者が自立した生活ができるように、良質な施設ではリハビリの対応も充実しています。

体験入居でのチェックポイント③生活支援

洗濯や居室の清掃をスタッフが行ってくれるかどうかも確認すべき項目です。

洗濯などのサービス

居住者の中には、洗濯など生活に欠かせない家事を一人で行えない人もいます。洗濯などのサービスはこのような施設には不可欠なサービスです。洗濯から異臭がしないか、たたみ方まで気を配れているかをよく確認しましょう。

居室の清掃

居室の清掃は衛生面の管理にも関わってきます。ホコリがたまっていないか、ゴミは決められた場所へ捨てられているかなど、居室の清掃がしっかり行われているかも欠かさず確認しましょう。

体験入居でのチェックポイント④食事

食事でチェックする項目は献立と調理場所です。また試食出来るかどうかも確認しておきましょう。

個々に割り当てられた献立かどうか

良質な老人ホームですと、入居者に合った献立がそれぞれ設定されます。栄養バランスはもちろんですが、アレルギーなども配慮した献立になっているか確認しましょう。

調理場所

調理場所が清潔に保たれているかも確認しましょう。体の弱い人にとっては、健常者以上に調理場所の衛生面の良し悪しが体の調子に関わってきます。

試食できる場合は試食をしましょう

ホームによっては試食できるところもあります。試食出来る場合は積極的に試食を行いましょう。料理の味もホーム選びの重要な要素です。

体験入居でのチェックポイント⑤生活が快適かどうか

入浴や生活の雰囲気などは、実際に住んでみないと分からない点です。体験入居は、実際の生活が快適かどうかを見極めましょう。

程よい活気があるか

老人ホームという限られた空間の中で生活するには、静かすぎるのは逆に窮屈さを感じてしまいます。生活音程度の活気が常にあるか、寂しい思いをしなくて済むかなどを確認しましょう。

プライバシーの配慮がされているか

中には、個人の空間や時間を重視される方もいらっしゃるでしょう。老人ホームは集団生活ですが、プライバシーにも気を配っている施設もあります。感覚とマッチするかをチェックしましょう。

他の入居者の雰囲気

生活の快適さをチェックするのに、他の入居者の雰囲気は大切な判断材料です。ケアをしっかり受けているかなど生活の質を確認するだけではなく、仲良く生活がおくれそうかなど楽しいホーム生活を描けるかチェックしましょう。

体験入居でのチェックポイント⑥介護スタッフの対応

介護スタッフの対応も重要な着眼点です。スタッフ1人で生活の快適さが大幅に変わってきます。こちらも体験入居でないとチェック出来ない項目です。

他の入居者への接し方

他の入居者が受けている対応が、いずれ受けるサービスだと思いましょう。丁寧な仕事ぶりは他の入居者の表情にも現れます。入居者も介護スタッフも和やかな雰囲気かどうかを確認しましょう。

介護スタッフ同士の会話や態度

スタッフ同士の会話や態度は本当の姿が現れる場所です。言葉遣いが適切かどうかなど、さりげなくチェックしましょう。介護スタッフの雰囲気が施設の印象を大きく左右すると言っても過言ではありません。

体験入居であなたに合った老人ホームを選びましょう

上記で述べた項目は良質な施設の一般的な要件に過ぎません。どの施設が適しているかは、ご自身やご家族が体験入居によって初めて判断出来ることです。事前に譲れない項目を書き出しておくこともおすすめです。

入念な体験入居が良質な老人ホームを見つける鍵です。老人ホームでの生活を充実させるためにも、十分に準備しましょう。

 
ページトップ