全国に約1万3,500の施設がある有料老人ホーム。そのグレードはさまざまですが、豪華な建物とインテリア、手厚いサービス、おいしい食事といった優雅な暮らしを体感できる高級老人ホームは根強い人気を誇ります。折しもコロナ禍のいま、外出を控える傾向にあることから、退屈しないためにも老人ホームの設備や食事には高い満足度が要求されています。今回は、高級老人ホームの特徴や費用、入居に際しての注意点などをまとめてみました。

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高級老人ホームはココが違う。注目のセールスポイント

有料老人ホームは、経営する企業によって建物や居住空間の趣き、提供サービスなどに多少の差異はありますが、介護サービスを受けながら日常生活を送るという点はどこのホームでも変わりありません。その中で高級老人ホームに共通しているのは、ホテルライクな、どこか非日常的な生活が送れる点にあります。

高級住宅地にある

都心部に近い名だたる高級住宅地や、ターミナル駅、繁華街へのアクセスに優れた好立地に居を構える高級老人ホームが多くあります。相対的に高級住宅地は治安が良いと言われています。また利便性が高い場所は、買い物や食事、友人との待ち合わせなど気軽に短時間で外出できるメリットがあります。

リゾート地にある

また都心部から離れた場所であっても、景観に優れたオーシャンビューの部屋などリゾートホテルを思わせるような住環境を売りにする高級老人ホームもあります。現役時代に都心部で忙しく働いていた人は、このような落ち着いた場所でリラックスして余生を送りたいという願望を持つ人が多いようです。

建物とインテリアに対するこだわり

重厚な高級ホテルのような建造物に加え、内部の家具やインテリアにもこだわったデザイン性の高いホームが多く存在します。建物と共有スペースのメンテナンスも行き届いているため、安全かつ健康的な暮らしが約束されます。敷地内にある程度余裕を持って立てている物件が多く、わずかな敷地の中でも庭や緑を配して、入居者に安らぎを与えるよう環境面にも配慮されています。

食事の内容が充実している

外出が大きく制限されると、楽しみになってくるのはやはり食事です。食事をセールスポイントにしているホームも多く、比較的安価に1日3食作りたての味が楽しめます。食材選びや食器などにもこだわりを見せているため、高級レストランで食事を楽しむような雰囲気があります。栄養指導や食事制限を受けている個々の入居者向けのメニューも用意されています。

一歩先行く設備やアクティビティ

一般の有料老人ホームでもアクティビティに力を入れていますが、高級老人ホームではさらにお金をかけ、工夫を凝らしたものが用意されています。例えばスイミングプール、ミニシアター、カラオケ、温泉といった設備を持つホームもあります。陶芸やガーデニングなどのカルチャー教室や、有名人を招いてのショーなど、エンターテインメント性を重視しているホームも多く見られます。

安心の医療体制

高級老人ホームの多くは医療機関と提携しているばかりか、クリニックを併設したホームも多数見受けられます。看護師による定期的な健康状態の確認や、緊急時には24時間体制で医師が駆けつけるなど、健康面で不安がある入居者でも安心して暮らすことが可能です。特に新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない昨今、医療面でのサポートはお金には代えられない価値があるはずです。

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今注目されている高級有料老人ホームの例

それでは次に、いま注目を集めている実際の高級有料老人ホームの概要やサービスを見てみましょう。

交欒（マゼラン）葉山一色　【住宅型有料老人ホーム】

ご入居者様のリタイアメント後の暮らしを充実させる施設です。自分らしく楽しい生活を送れるよう、自由度の高いサービスや多彩なアクティビティをご用意。各種カルチャー講座や外出イベントなども取り揃えております。

また、海が一望できるダイニングレストランで、新鮮素材を用いたお料理も魅力です。シェフと管理栄養士が考案した身体にやさしいメニューで、介護食や特別コースもご提供いたします。 出会ったご友人と共に自分の世界を深め、豊かに彩られた人生がここから始まります。

▼詳しくはこちら

https://www.sagasix.jp/search/kanagawa/miura_gun_hayama_machi/2875

トラストガーデン等々力【介護付き有料老人ホーム】

24時間365日常駐の看護スタッフが、ご入居者様の健康を常に見守ります。日々の健康相談はもちろん、緊急時の対応にも適した体制で、万一の時も安心です。リハビリ専任スタッフとして常勤している理学療法士（ＰＴ）は、お一人おひとりのライフスタイルに合わせた無理のないリハビリをご提供いたします。バラエティ豊富なメニューを揃えた毎日のレクリエーションも魅力です。

気候の良い季節には、外出や屋外のレクリエーションもご用意。どなたでもお楽しみいただけます。リゾートトラストのグループシナジーを活かしたサービスで、癒しのシニアライフをお届け致します。

▼詳しくはこちら

https://www.sagasix.jp/search/tokyo/setagaya_ku/5133

コンシェール徳丸　【介護付き有料老人ホーム】

居室のある各階にヘルパーステーションを設置し、24時間365日常駐の経験豊富な介護スタッフが迅速に対応します。また全居室に心拍・呼吸数センサーやマットセンサー等も導入しております。

理美容室併設のリラクゼーションルームやフィットネスルームでは、気分やお身体の状況に合わせたサービスを受けられます。また提供するお食事は、見た目や食材、おいしさにこだわったものです。管理栄養士による食事ケアで栄養管理だけでなく、ご病気などの変化にも対応いたします。

「人」を想う3つの視点「ゆとり・やすらぎ・おもてなし」で、すべてのご入居者様に、上質な生活をお楽しみいただけます。

▼詳しくはこちら

https://www.sagasix.jp/search/tokyo/itabashi_ku/4063

一般的な有料老人ホームとの費用の違い

一般的な有料老人ホームと高級老人ホームとでは、入居時に支払う入居一時金と月額費用の両面で大きな隔たりがあります。

入居一時金

入居時に支払う、言わば「敷金」に該当する費用です。
・一般的な有料老人ホーム...0円～1,000万円前後
・高級老人ホーム...1,000万円～1億円

月額費用

家賃にあたる居住費、光熱費、レストランを利用した際にかかる食費、その他アクティビティ参加時の雑費などが月額費用に該当します。

・一般的な有料老人ホーム...15万円～30万円
・高級老人ホーム...30万円～150万円

すべての有料老人ホームに共通して言えることですが、入居一時金が高めに設定されている所はその分月々の月額費用が安めに、逆に入居一時金が安めの所は月額費用が高めになる傾向があります。なお、入居一時金は特別な事情があって退去することになった場合、初期償却費用を除きその一部が返金されます。このようなシステムを踏まえて、経済的にどのようなホームが自分たちに合っているのか、よく吟味して選ぶようにしたいところです。

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高級老人ホーム選びのポイント

高級老人ホームを選ぶ上で欠かせないチェックポイントは以下のとおりです。一生に一度の最後の大きな買い物となるだけに失敗はできないもの。自分ひとりで安易に決めず、家族や紹介センターなどに相談した上で選ぶようにしてください。

さがしっくす入居相談室：https://www.sagasix.jp/

自身の支払い能力に見合ったホームを選ぶ

前項で紹介したとおり、高級老人ホームの月額費用は高額です。入居一時金とは異なり、毎月支払わなくてはなりません。年金や預貯金など持てる資産の額を念頭に、自身の支払い能力に見合った施設を選ぶことは絶対条件です。

高級感に惑わされず、落ち着いて暮らせる環境を考える

見学時などに高級感あふれる造作に心を奪われる人は多いですが、いざ暮らすとなると毎日目に入る光景となります。そのため、ストレスなくリラックスできる自分のセンスに合う施設を選ぶことが重要です。

家族が通いやすい場所を選ぶ

家族が住む場所と離れている、駅から遠く公共交通機関が使えないなど、アクセス面で不利が目立つようでは、次第に家族や友人の足も遠のき、孤独に寂しく過ごす時間が増えることも考えられます。家族が通いやすいというのも無視できないポイントです。

スタッフやほかの入居者の質を見極める

日々接するスタッフの質は重要なポイントです。高級老人ホームではレセプションや介護士（介護付きの場合）などのスタッフに対して厳しいマナー研修を実施していますが、やはり施設見学などで訪れた際に、あいさつや身だしなみなども含めて、よく観察してみてください。

余裕があれば、共有スペースなどにいる居住者の暮らしぶりにも目を向けてみてください。場合によっては毎日顔を合わせることになるため、どこか表情が暗かったり、気が合わなそうな人がいるような施設は避けた方が無難です。

老人ホームの見学でチェックしておきたい10のポイント：https://www.sagasix.jp/column/beadhouse/roujinhome-kengaku-check-point/

終わりに

費用が多額になることから、なかなか手が届きにくいイメージがある高級老人ホームですが、退職金や現在の住まいを売却して費用を工面する人も多くいます。「さがしっくす」では今回取り上げた施設以外にも、個性あふれる高級老人ホームがたくさん掲載されています。優雅で安心した老後を目指すなら、ぜひ高級老人ホームへの入居を検討してみてください。

高級感漂うワンランク上の住まい高級物件特集

https://www.sagasix.jp/theme/hla/