【探しっくす】は、無料で有料老人ホーム・高齢者住宅の検索と一括資料請求ができる情報サイトです。

文字サイズ

貴方にあった、老人ホーム
探しをお手伝い!!

TEL:0120591165 平日9:30~18:30

老人ホーム・高齢者向け
住宅にカンタン資料請求!

介護のお役立ちコラム

嗜銀顆粒性認知症(AGD)とは? その原因と症状を解説

嗜銀顆粒性認知症(AGD)とは? その原因と症状を解説

公開日:2019.10.02

嗜銀顆粒性認知症

認知症について、一般的にアルツハイマー型やレビー小体型などが広く知られていますが、この他にも実にさまざまな種類の認知症が存在します。嗜銀顆粒性(しぎんかりゅうせい)認知症もその一つ。今回はこの認知症の特徴について解説していきます。

嗜銀顆粒性認知症とは?

嗜銀顆粒性認知症(Argyrophilic Grain Dementia/AGD)は、嗜銀顆粒と呼ばれる物質が脳神経細胞に蓄積して発症する認知症です。嗜銀顆粒は1987年にドイツの神経病理学者ブラーク夫妻によって発見された物質で、銀染色によって物質が紡錘(ぼうすい)形、コンマ状に描出されたことから命名されました。

その後、臨床病理学の研究が重ねられ、徐々にAGDの本質が明るみになっていきました。この嗜銀顆粒は、海馬、扁桃体などの内側側頭葉に蓄積しますが、特に迂回(扁桃体-側頭葉移行部)に集中する傾向が強く、側頭葉内側面前方部に強い萎縮が見られるようになります。また、画像検査の結果から脳内左右非対称の委縮が見られるのも特徴です。

AGDで見られる症状と発症の傾向

嗜銀顆粒性認知症の症状と傾向

代表的なアルツハイマー型認知症は、人の名前や顔を忘れる、自らの直近の行動を思い出せなくなる、外出したまま帰宅できなくなるなど、記憶障害がおもな症状です。AGDでは記憶障害のほか、頑固になる、被害妄想が始まる、暴力・暴言が見られるなど性格的な変化が見られるようになります。

こういった人格的な変化は、同じ側頭葉にタンパク物質が蓄積して起こる「前頭側頭型認知症」でもよく見られる症状です。しかし、ピック病などに代表される前頭側頭型認知症は比較的若年層で頻発する病気なのに対し、AGDは高齢期(おおむね60~80歳代)に発症する傾向があり、アルツハイマー型認知症よりも発症の時期がさらに遅いとも言われています。

AGDの診断と治療法

嗜銀顆粒性認知症の診断と治療法

AGDの診断はCTやMRIといった画像診断のほか、体内に放射性医薬品を投入して薬の放射線反応を測定する機能画像検査(SPECT)を用いて行います。ところが、AGDは他の認知症と混同して診断されることがあるのも事実です。特に高齢期での発症が多いことからも、他の病因と合併した複合病理の可能性も否定できません。上記で述べたとおり、脳内左右非対称で神経細胞の委縮が見られるといった特徴もあるため、今後、より精緻な検査とAGDに精通した認知症専門医の育成が課題と言えるでしょう。

治療法については、通常のアルツハイマー型認知症などと同じメソッドが選択されています。ただし、アルツハイマー型認知症に有効な「アリセプト」(ドネペジル塩酸塩)といったコリンエステラーゼ阻害薬の効果はあまり期待できないとされていて、アルツハイマー型も含めたほかの症状との合併を想定した治療法が選択されているのが現実です。

まずはAGD患者への理解を

色々と不明な部分も多い嗜銀顆粒性認知症(AGD)ですが、全認知症患者のおよそ5~10%を占めていると言われています。AGDに特化した治療法が確立されているわけではありませんが、家族としてできる認知症ケアを心がけてあげてください。また、周囲に同じAGDと診断された人がいる場合、知り得た情報を共有して、誰かの力になってあげるように努めることも重要です。

■関連記事
【専門医監修】認知症の種類と症状一覧

■参考文献
認知症診療ガイドライン2017_1100_第11章
もの忘れとは?|滋賀医大付属病院 脳神経外科 ものわすれ外来
嗜銀顆粒性認知症の診断法は?【MMSEや機能画像検査で診断できる可能性もあるが,確定診断は病理診断でないと難しい】|Web医事新報_日本医事新報社
高齢者タウオパチーの臨床(老年医学会雑誌第49巻3号)

有料老人ホーム・高齢者住宅を探す

 
シニアのためのペット終活セミナー

シニアのためのペット終活セミナー

早分かり用語集

早分かりと用語集見本

老人ホーム・高齢者住宅
運営事業者の方へ

施設の情報を掲載しませんか?

老人ホーム検索サイト「探しっくす」では、事業者様のご入居募集のニーズに合わせて、2つのご掲載プランからお選びいただけます。

ページトップ