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老人ホーム・介護施設コラム

ヒートショックや脱水症状に注意! 冬の在宅介護で気をつけたいポイント

ヒートショックや脱水症状に注意! 冬の在宅介護で気をつけたいポイント

2018.01.12

本格的な冬が到来し、全国各地で寒さが日増しに強まってきています。そのような中、高齢者を抱える家庭では「寒さ」も大きな心配ごとのひとつとなってきます。急な気温の低下によって心臓に強い負担がかかり、心筋梗塞を発症する可能性があるからです。

事実、悪性腫瘍(がん)を除いた65歳以上の高齢者の死亡原因の1位は心疾患であり、この傾向は昔も今も大差はありません。(※1)今回は、「ヒートショック」の回避など、特に冬場に気を付けたい身体介助の注意点についてご説明したいと思います。

冬場に激増する「ヒートショック」とは?

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「ヒートショック」とは、急な温度の変化によって肉体が受けるショック症状を指します。例えば、気温の高い真夏でも急に海やプールなど水中に飛び込んだ場合、全身がキュッと引き締まる感覚に見舞われた人も多いことかと思います。このとき肉体は急激に冷たい状況下に置かれたため、一気に血管が縮むのと同時に血圧が上がります。逆に肉体が冷えた状態から暖かい状況下に置かれた場合、今度は血管が膨張し血圧が下がります。

このように急激な温度の上下動に肉体がさらされた場合に起こる「ヒートショック」ですが、家庭では冬場の入浴時が最も「ヒートショック」のリスクが高くなります。

気温が低くなる冬場は、どの家庭でも居室に暖房を入れています。しかし、浴室や脱衣場は室温が極端に低くなっているケースがほとんどです。そういった状況下で服を脱いだ場合、冷たいプールに飛び込んだときと同じようなショックが体を襲い、血圧が急激に上がってしまうのです。さらに「寒いから早く湯船に入りたい!」という気持ちが先走り、熱い湯で満たされた浴槽に浸かった場合、一度縮まった血管が膨張し始め今度は血圧が下がります。

加齢とともに心肺機能が落ち、血管がもろくなっているため、こういった温度の乱高下に体が耐え切れず、急性心筋梗塞を発症する高齢者が増えているのです。独立行政法人東京都健康長寿医療センターが実施した調査では、1年間に全国で約1万7,000人が入浴時の「ヒートショック」により死亡し、そのうち1万4,000人が高齢者であると発表しています(2011年調べ)。

「ヒートショック」を防ぐためにできること

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このような「ヒートショック」を防ぐために、家族としては細心の注意を払い、不慮の事故を防ぐよう努めたいところです。「ヒートショック」防止のポイントを紹介していきます。

浴室・脱衣所をできるだけ温めましょう。

脱衣所に暖房機器を設置し、高齢者の入浴前に暖めておきます。電源を引けない浴室を暖めたい場合は、お湯を張った後、風呂のふたをあらかじめ開けておき、湯気で浴室内を暖めておくとよいでしょう。一軒家の場合、浴室の窓もきちんと閉めておくこともお忘れなく。浴室や脱衣所にエアコン(暖房や乾燥機能)がある場合は、必ず入浴前に使用して、温度を高くしておきましょう。

お風呂は41℃以下に設定しましょう

寒さだけでなく、急に熱いお湯に浸かったときに、血管が膨張し血圧が下がる危険があります。このような場合、意識がもうろうとしそのまま浴槽内で溺れてしまうリスクも考えられます。そのためお湯の温度を少し低め(41℃以下)に設定しておきましょう。高齢者の中には熱い湯を好む人が多いですが、まずはぬる目の温度で設定しておき、追い炊きで温度調節するのがよいでしょう。

首まで浸かるのではなく、半身浴から始めましょう

続いて入浴中の姿勢にも注意が必要です。首までどっぷりと浸かってしまうことで、胸部が水圧を受けてしまうため、心臓への負担が少なからず出てきます。まずは浴槽の中にイスを置くなど工夫をして、半身浴から始めるようにしましょう。徐々に温度や水圧に慣れてきてから、肩まで浸かることでリスクを抑えることができます。

食事の直後や飲酒状態での入浴はNG

心臓への負担は細心の注意を払いましょう。高齢者に限ったことではありませんが、食事を摂った直後や飲酒した状態での入浴も体によくありません。食事後は血圧が下がりやすくなる傾向があるため、できれば食後1時間以上経ってから入るようにしましょう。飲酒時は特に心臓への負担が高くなりますし、正常な判断ができない場合、眠ってしまう、溺れるという危険がありますので、飲酒後の入浴は必ず避けてください。

うっかり見落としがちな入浴前後のケアも忘れずに!

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入浴はリラックスできる大切な時間ですが、意外と体力を使い、汗をかくものです。そのため、入浴前と後にコップ1杯の水を飲んで水分補給するようにしてください。これだけで脱水症状のリスクを減らすことができます。

冬は夏とはちがい、外気が乾燥し、室内も暖房器具で乾燥しています。さらに汗をかいている実感がないものの、脱水状態になりやすい環境になっているのです。そこに入浴中に汗をかくことで、より脱水症状のリスクが増加しますので、「ヒートショック」と同様に脱水症状にも十分注意をしてください。

また脱衣の際は、皮膚の状態をきちんと観察することができます。紫斑(あざ)や褥瘡(床ずれ)がないか素早く確認するようにしてください。また皮膚の感想や肌荒れが目立つ場合、保湿クリームなどを塗り、入浴後の皮膚のケアも怠らないようにしましょう。

空気が乾燥した冬場は感染症にも要注意!

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空気が乾燥した冬場は、インフルエンザやノロウイルスなどあらゆる感染症が蔓延しやすいシーズンでもあります。そのため、介助のときのように高齢者との距離が身近になるほど感染症へのリスクが高くなることを認識しておきましょう。

日ごろから部屋に加湿器を置いて部屋の湿度を保つことや、ドアノブなど手に触れる箇所へのアルコール消毒、うがいと手洗いの徹底、マスクの着用などできるかぎりの予防に努めましょう。家族が知らないのうちに外からウイルスを持ち込んでいる可能性も高いのです。高齢者は免疫力も低く、些細なことで重大な疾患になる危険があります。家族全員で感染症予防への高い意識を持つことが、冬場の思わぬ病気や事故を防ぐために必要なことなのです。


終わりに

急な温度変化が肉体に与える影響は、年齢の若い私たちにはわかりにくいものかもしれません。しかし心肺機能や血管が衰えてくる高齢者からしたら、生命にかかわる大きな問題となってきます。「ヒートショック」の影響を正しく理解し、温度差の少ない居住環境や細やかな体調管理にぜひとも力を入れていただきたいと思います。

また足元が不安定な高齢者や、過去に入浴中に失神したことがあるという高齢者の場合、できるだけ家族が入浴介助をするようにしたいところです。有事の際、瞬時に家族が助けに入れることが、「ヒートショック」をはじめ事故を防ぐ一番の安全策となるのです。


       
※1内閣府「高齢化の現状」

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