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介護のお役立ちコラム

「介護付」と「住宅型」の有料老人ホームとは?どちらを選ぶ?|老人ホームのコラム

「介護付」と「住宅型」の有料老人ホームとは?どちらを選ぶ?|老人ホームのコラム

公開日:2016.06.29

最終更新日:2018年12月13日

有料老人ホームを検討するとき、代表的な介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの違いを把握しておく必要があります。

一般に、有料老人ホームには「介護付」「住宅型」「健康型」の3種類に分類されますが、ここでは圧倒的に数が多い「介護付」と「住宅型」の2つの差を紹介していきます。

それぞれ、介護サービスの提供方法や費用に大きな特徴がありますので、ご自身やご家族に合わせたタイプの老人ホームを選ぶために、その差をしっかり押さえておきましょう。



介護付と住宅型の3つの違い

介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの違いをおおまかに説明すると、3点が異なります。「介護サービス」、「入居要件」そして「費用」です。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。



1.入居条件

入居条件の違い

介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームでは、同じ有料老人とは言え、性質も目的も異なります。それは入居条件を見るとより明らかです。まずは両施設の入居条件を見てみましょう。

【介護付有料老人ホームの入居条件】

「介護付有料老人ホーム」の場合、一般的に65歳以上の高齢者が入居条件となっています。介護付有料老人ホームは大きく「自立型」「介護専用型」「混合型」の3種類に分けることができ、種類によって入居条件も変化します。

「自立型」は入居時点で要介護認定に該当しない自立の方が入居対象となります。また「介護専用型」は要介護1以上の方、「混合型」は要介護認定を取っていない方も入居対象となります(施設や運営母体により、入居要件は異なります)。後述する介護サービスにも顕著ですが、認知症の方も受け入れ可能な施設が多く、文字通り手厚い介護が受けることができるのが介護付有料老人ホームとなります。



【住宅型有料老人ホームの入居条件】

住宅型の場合、60歳以上の高齢者であることが入居条件となっていますが、施設によっては60歳未満でも受け入れています。介護付有料老人ホームよりも施設ごとの特色が強くなっており、自立が入居条件になっている施設から医療依存度・要介護度が高い高齢者まで受け入れる施設まで様々です。

それゆえ、入居時は元気だったけど、徐々に要介護度が高くなった場合は注意が必要です。施設によっては、要介護度が高くなったことでサポートしきれなくなり、退去をしなくてはいけないケースもあります。

2.介護サービス

介護サービスの違い

介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームは、介護サービスの違いが、もっとも大きな特徴と言えます。それぞれ見ていきましょう。

【介護付有料老人ホーム】

有料老人ホームのなかでも、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けたのが介護付有料老人ホームです。

「介護付」の場合、そのホームで働くスタッフから直接、介護サービスが提供されます。介護の設備やサポートも充実し、自分で身の回りのことができる方から要支援・要介護の方までそれぞれの身体状況などに合わせた介護サービスの提供が可能になっています。また24時間ではないものの、看護師もしくは准看護師の配置が義務つけられています(施設によっては24時間体制)。



【住宅型有料老人ホーム】

住宅型有料老人ホームの場合、介護サービスは必要に応じて、自宅と同じように入居者が個別に外部サービスや施設に併設されたサービスを利用するかたちとなります。そのため、入居したホームからデイサービスに通う人もいれば、訪問介護を利用してヘルパーに来てもらう人もいます。自由度が高い分、自立や要介護度が低い方にとっては費用が安く済みます。近年では介護付と同程度のサービスを提供する住宅型有料老人ホームも増えてきています。

比較的に元気な高齢者が多いため、「介護付」と比較するとイベントやレクリエーションが豊富です。



3.費用の比較

費用の比較
【介護付有料老人ホーム】

介護付有料老人ホームの場合、必要な費用は入居一時金と月額利用料となります。月額利用料の内訳は、「家賃」「管理費」「食費」となっている施設が多くなっています。また要介護認定の段階別に介護保険の自己負担額が月単位で決まっている一方で、おむつなど日用品代は別にかかります。



【住宅型有料老人ホーム】

住宅型有料老人ホームの場合、必要に応じて介護サービスを利用できるので、月額利用料は「介護付」よりもやや安くなっています。しかし、それぞれのサービスを使った分だけ別途費用がかかるので、常に介護が必要な人にとっては、月額利用料が高額になるケースもあります。

◎入居にかかるお金はいくら? 特養・有料老人ホーム・サ高住にかかる費用を徹底比較

介護付と住宅型をメリット・デメリットから比べてみると

では、実際に自分の家族の場合はどちらが向いているか、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら考えていきましょう。



介護付き有料老人ホームのメリット・デメリット

メリット
24時間体制の介護サービス
医療面のサポートも充実
毎月の支払いがイメージしやすい


デメリット
他の介護保険サービスを併用できない
他の入居者の状態によっては馴染みにくいケースがある
自立であっても介護サービスの費用負担が必要


介護付有料老人ホームは、介護サービスの充実だけに限らず、医療ケアの体制や設備も兼ね備えている施設もあり、安心してご家族を預けることができます。

また月額費用はやや割高にはなりますが、毎月の支払いのイメージがしやすい点も、ホームでの生活を続けていく上で重要なポイントとなるでしょう。

しかし一方で、毎月介護サービスを受けるにあたり、介護保険の利用限度額まで使うため、介護保険を利用した外部サービスは利用できません(利用した場合は、自己負担)。また介護度の重い方が多い施設に介護度が低い方が入居すると、環境に馴染めないこともあるかもしれません。

住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット

メリット
介護サービスを自分で選べる
これまで利用していた介護業者を継続できる
高級志向など、選べる施設のバリエーションが豊富


デメリット
緊急時の介護の対応が難しい
要介護度が重くなると月々の負担が割高になる可能性がある


住宅型有料老人ホームは、自宅と同じように「訪問介護」を受けたりデイサービスなどに通ったりするので、自分の好きな介護サービスを選択でき、施設に入る前に利用していたサービスを継続することができます。

また、住宅型サービスは高級志向のホームから一般向けまで種類が豊富で、多様な老後の生活を選ぶことができます。しかし、24時間体制の介護サービスは義務付けられてはいないため、訪問介護では対応していない時間帯で急な介護サービスが必要になったときなどは、別途施設で定めた実費費用が掛かるケースもあります。

また、入居中に要介護度が重くなり、外部サービスの利用頻度が高くなれば、その分月々の負担額も大きくなります。



施設ごとの特色にに注目して後悔しない老人ホーム選びを

これまで見てきたように、両施設のメリット・デメリットから、要介護度が高い人は介護サービス・医療ケアが充実している介護付有料老人ホーム、要介護度が低い人や自立の人は住宅型有料老人ホームの方が向いていることが分かります。

とは言え、近年の高齢者福祉施設は、実に多様化の一途をたどっています。今回紹介したポイントはあくまで大枠の特徴だと捉えていただければと思います。費用や介護サービスも施設や運営会社によって実に様々です。

費用や立地、サービスや設備など様々な観点から検討し、気になる施設が見つかったら必ず見学をするようにしましょう。「百聞は一見に如かず」のことわざ通り、実際に施設を見てみると多くの発見があります。

またご家族の施設をお探しの場合は、可能な限り入居するご本人にも見学をしてもらうことをおすすめします。

 

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