介護のお役立ちコラム
家族の介護のために、介護用のベッドを購入あるいはレンタルすることを検討している人も多いことでしょう。 しかし、予算や機能を考慮して選ばないと必要な機能がついていなかったり、予算オーバーになったりすることがあります。決して安い買い物ではない介護用ベッド。できるだけ慎重に選ばなければなりません。 そこで今回は、介護用ベッドを選ぶときに役に立つ情報をご紹介していきます。
介護用ベッドを購入した場合とレンタルした場合の比較
以下に、介護用ベッドを購入した場合とレンタルした場合の比較をまとめました。
介護用ベッドを購入あるいはレンタルできるお店などは、ケアマネジャーに相談してみたり、福祉用具を販売しているお店で福祉用具専門相談員の話を聞いてみるという方法もあります。ほかにもインターネットで介護用品のレンタルの受付や通販がありますが、まずはケアマネジャーと相談してみてはいかがでしょうか。
介護用ベッドを選ぶときに注意したい5つのポイント
1.リクライニング機能は、要介護者の体の状態や症状に合わせる
自力で起き上がることが難しい方の場合は、もちろんリクライニング機能が充実している介護ベッドが必要です。しかし、自力で起き上がることができる方の場合は、リハビリも兼ねて極力自分の力でおこなってもらうために、それほどリクライニング機能を充実させる必要はないでしょう。 安直にリクライニング機能を充実させるのではなく、要介護者の体に合わせたベッドを選択しましょう。
2.マットレスの固さに気をつけて安らげる空間を
機能が良い介護用ベッドでも、マットレスの硬さが認知症の方の好みに合っていなければ、十分な睡眠がとれず症状が悪化してしまう可能性も考えられます。 1日の中でも長い時間を過ごす介護用ベッドは、認知症の方が安心して休むことができるようにマットレスや布団を本人の好みに合わせて用意するべきでしょう。床ずれの可能性もあるので、十分に気を使う必要があります。 床ずれ防止グッズについてはこちら 床ずれ防止に役立つ介護用品10選
3.手すりをつけて立ち上がるときのサポートを
自分の力でできることは本人がおこなうのが一番良いですが、自力で起き上がる、立ち上がるといったときには手すりが必要となります。手すりにつかまりながらでも起き上がること、立ち上がることができたら高齢者の方にとって大きな自信につながるのではないでしょうか。 手すりを使って日中、自分で運動することで快適に眠れるという効果もあります。昼夜逆転の生活となっている場合は取り入れてみても良いでしょう。
4.サイドレールの位置に気をつけて転落を防止
転落による事故を防ぐために、手すりやサイドレールの位置には気を付けましょう。頭から落ちたら最悪の場合、死につながりますし、足から落ちた場合でも骨折などの危険性があります。 特に認知症の方の介護の場合は転落への注意が必要です。なぜなら、認知症の進行により短期記憶が損なわれ、自分がベッドではなく布団に寝ていると勘違いしてベッドから転落してしまうというケースがあるからです。
5.介護者も使いやすい介護用ベッドを選ぶ
介護用ベッドは、介護を受ける方のためだけに存在するわけではありません。介護者にも負担が少なく、取り扱いやすいものでなければ、意味がありません。 「リクライニング機能の操作がわかりやすい」「高さの調節ができて介護者の腰の負担が少ない」など、どのような介護用ベッドが使いやすく、負担にならないかを介護者目線でイメージしておくといいでしょう。
事前の調査が肝心
これから介護用ベッドの購入あるいはレンタルを検討されている方は、どのような介護用ベッドが必要なのか、介護用ベッドを家で使うために介護保険が適用されるにはどういった手続きが必要で期間はどのくらいかかるのか、いろいろと事前に調べておく必要があります。 介護用ベッドに関しても介護保険の手続きについても、まずはケアマネジャーに相談してみるのが良いでしょう。
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