介護のお役立ちコラム

元気なうちから老人ホームに入居することのメリット

元気なうちから老人ホームに入居することのメリット

更新日:2023.01.27

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一般的に「老人ホームは要支援や要介護の人が入居する施設」という印象が強いようですが、自立の方でも入居が可能なホームがあることをご存知でしょうか?ここでは、元気なうちから高齢者施設に入居することにどのようなメリットがあるのかを、自立型の高齢者向け住宅の種類や、施設選びの際のポイントとあわせてご紹介します。

元気なうちから老人ホームに入居する人たちの状況は?

日常生活において自分で身の回りのことができる、いわば自立した状態で老人ホームに入居される方の傾向として、主に次の5つの状況が挙げられます。

1ひとり暮らしに不安や寂しさを感じるようになった。

2 家族に老後の負担をかけたくない。

3 食事の支度、洗濯、買い物、ゴミ出しなど、家事をするのが億劫。

4 住環境が自分の身体状況に合っていない。エレベーターがなく階段での上り下りや、屋内外の段差が多いなど、自宅がバリアフリーに対応していない。

5 介護が必要になった場合でも、安心して生活できる環境がほしい。

なかでも、元気なうちに入居する理由として多いのが、ひとり暮らしによる不安や寂しさからくるもの。「転ばぬ先の杖」として、安心して生活できる環境を求めて入居されるケースです。体力や判断力があるうちに、自分の希望や条件に見合ったホームで第二の人生をスタートさせたいという考えをお持ちの方が多いようです。

現状では、入居に至る状況は「介護度が上がり家族の負担が増えた」「病院を退院後、在宅介護が困難になった」「認知症が進んでしまい家族の手に負えない」など、自宅での生活が困難を極め、老人ホームを検討せざるを得なくなってからの方々がほとんどを占めます。

特に病院の退院期日や老健などの退所期限が迫り、急を要する状況下であると、本人の意向や希望よりも家族の事情が優先されがちです。医療ケアが必要なケースなど、要介護の状態によっては受け入れが可能な施設も限られてしまい、思うように入居できない事態に陥る可能性もあります。元気なうちからの入居は、これらの突発的なリスクを解消することにもつながります。入居先はどのような特性があるのか、どのような生活が送れるか、しっかりと見極めて検討していきましょう。

自立の方が暮らしやすい高齢者向けの住宅の種類

元気なうちから施設への入居を検討することで、住まい選びや暮らし方の自由度は高まります。では、自立した方が暮らしやすい高齢者向けの住宅にはどのようなタイプがあるのでしょうか? 大きく分けて次の6種類が挙げられます。

1高齢者向け賃貸住宅

介護の必要がない60歳以上の人が入居できる自立型の賃貸住宅です。バリアフリー対応・完全個室で、居室内にはキッチン、バス、トイレが完備されており、生活の自由度が高いことが特徴です。安否確認や生活相談サービス(提携医療機関の紹介や介護サービスの利用など)が付属している場合もあります。賃貸契約なので入居金は不要ですが、施設によっては賃料、管理費のほか、敷金・礼金を必要とします。介護が必要になった場合は、外部や併設のサービスを利用します。

2 シニア向け分譲マンション

バリアフリー対応の分譲マンションで、年齢制限はありません。居室内にはキッチン、バス、トイレを完備。所有権方式のため購入費と固定資産税がかかりますが、住まなくなった際に売却したり、賃貸物件として貸し出すことも可能です。共有スペースにレストラン、スポーツジム、カラオケ、シアタールームなどの娯楽設備を併設したところも多く、アクティブな生活を送るのに適しています。また、物件によって見守り、食事、掃除などのサービスを導入しています。

3 サービス付き高齢者向け住宅

バリアフリー対応の賃貸住宅で、60歳以上の自立した方や要介護度がそれほど高くない方に適しています。ご入居者の安否確認と生活支援サービスのほか、別料金で食事の提供や外出の付き添いなどのサービスが受けられ、高齢者向け賃貸住宅に比べてサービスが充実しています。介護や日常生活のサポートが必要になった場合は、外部や併設のサービスを利用します。

4 住宅型有料老人ホーム(自立型)

60歳、もしくは65歳以上で自立した生活を送れる方や要介護度の低い方が入居できるホームです。食事や見守りのサービスは付属していますが、介護サービスは外部または併設のサービスを利用します。要介護度が上がった場合は同施設内の介護居室に移るなど、継続してサービスを受けられるケースが多いようですが、要介護度が高くなるにつれ、月額利用料は割高になります。入居時の費用は施設により異なります。

5 ケアハウス(一般型)

自立した生活を送れる60歳以上の方が入居できる、軽費老人ホームの一種です。所得制限はなく、利用料は比較的安め。見守りや生活支援のサービスが受けられます。介護が必要になった場合は外部のサービスを利用できますが、一定程度以上の介護が必要になった場合は基本的に退去を求められます。

6 健康型有料老人ホーム

60歳以上で自立した生活を送れる方が入居でき、食事など日常生活に必要なサービスが付属しています。入居金を必要とするホームが多く、月額利用料は高めですが、スポーツジムやシアタールームなど、アクティブなシニアライフを楽しむための娯楽設備が充実しています。要介護者向けの施設ではないため、入居後に介護が必要となった場合は対応が難しく、原則として退去を求められます。

元気なうちから老人ホームに入居するメリットとは?

自立した元気な状態で老人ホームに入居する高齢者は、早いうちから安心かつ安全な環境下でご自身の生活スタイルを確立したいという思考が強い傾向にあります。提供されるサービスの内容は施設によって異なりますが、一般的にどのようなメリットがあるのかご紹介しましょう。

・趣味や特技の活動を続けられる
趣味や特技のサークル活動が充実しているホームが多く、ご自身の好きなことや興味を持てる取り組みを継続しやすいうえに、さまざまな活動を通して交友関係も築きやすい環境にあります。

・レクリエーションやイベントが充実
レクリエーションやイベントに参加することで、心身機能の維持や認知症の予防に役立ちます。また、ご入居者同士の交流を通じて、生きがいのある生活を送ることができます。

・健康寿命の延伸が図れる
医療機関と連携しているホームも多く、日々の健康管理がしやすい環境にあります。栄養バランスのよい食事サービスやレクリエーションを通して、ご自身の健康維持や改善を図れます。

・生活のリズムが整う
日々のレクリエーションや食事サービスの時間が決まっているので、規則正しい生活を送れます。

・環境の変化に伴う精神的なダメージが少ない
自立した方向けのホームは自由度も高く、施設によっては自宅と同様の生活が楽しめます。また、生活支援サービスが付いているので、何か困りごとがある場合も気軽に相談できます。

・災害時の安心感
建物がバリアフリー対応で、安否確認の見守りサービスがあることに加え、災害時における取り組み(備蓄品の用意や避難訓練など)もきちんと行われているので、いざという時も安心です。

・自炊、外食、食事サービスなど食事の選択が可能
ご自身のライフスタイルに合わせて、例えば朝食は自炊、昼食は外食、夕食はホームでの食事など、食事の選択が自由にできます。

・ホームで提供されるおいしい食事
食事に力を入れているホームも多く、栄養バランスのよい、できたてのおいしい食事を味わえます。

元気なうちからの老人ホーム選びで大切なポイント7つ

自立した状態で、できるだけ長い期間、快適な暮らしを送れるようにするために、入居前の見学時に押さえておきたいポイントは次の7つです。

1 立地

ご家族やご親族の家の近くであったり、ご自身が住み慣れた地域であるなど、入居者ご本人が住みたいと思える場所であること。生活面では駅や商業施設、病院などへのアクセスがよく、利便性が高いことも外出のモチベーションを保つ上で重要です。

2 設備や居室の広さ

居室の広さや雰囲気がご本人の好みやライフスタイルに合っているか。居室にキッチン、バス、トイレが付属しているか。共有スペースの設備が充実しているか。などを確認します。

3 自分が望む暮らし方が実現できるか

例えば、趣味などのサークル活動が充実していて、楽しめる環境が整っているか。食事サービスは、味はもちろん、色々なメニューが選べるようになっているか。ペットと一緒に住むことは可能か。などの条件面を確認しましょう。他にも、地域とつながっていたい、新たに友人をつくりたいなど、ご本人のこだわりポイントも整理し、希望する生活が送れるかどうか検討します。

4 入居費用と月額利用料

賃貸タイプと分譲タイプでは、入居にかかる初期費用が大幅に異なります。予算とあわせて入居期間を想定し、必要な費用のシミュレーションを行いましょう。
自立型の高齢者向け住宅は自由度が高く、ご自宅と同様の生活が楽しめる分、介護が必要になった場合は利用するサービスごとに別料金が発生するため、介護付き有料老人ホームと比べて割高になる可能性もあります。

5 要介護になった場合に住み替えが必要か

身体状況の変化により介護が必要になった場合、併設もしくは外部のサービスを利用して住み続けられるホームもありますが、ホームの種類によっては要介護度が中度以上になると退去を求められるケースもあります。入居条件と一緒に退去時の条件も確認しておきましょう。

〈東急ウェリナ旗の台の紹介〉

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東急線沿線で老人ホーム事業を展開する東急ウェルネス株式会社(東京都品川区)では、主にお元気な方向けの「東急ウェリナ」と、主に介護が必要な方向けの「東急ウェリナケア」の二つのブランドで老人ホームを運営しています。東急大井町線・東急池上線の「旗の台」駅には、「東急ウェリナ旗の台」と「東急ウェリナケア旗の台」の二つの老人ホームが立地。元気なうちは自立向けの「ウェリナ」でのびのびと過ごし、身体状況に変化が生じても、住み慣れた旗の台の街を離れることなく、要介護向けの「ウェリナケア」へスムーズに住み替えることができます。

「東急ウェリナ旗の台」の施設紹介ページはこちら

「東急ウェルネス」特設ページはこちら

6 リハビリ体制

入居後の身体状況の変化により、要支援・要介護の認定を受けたことで機能訓練やリハビリが必要となった場合、施設内で理学療法士や作業療法士などの専門スタッフによる個別、または集団リハビリが行われているか、機能訓練室をはじめとする設備が整っているかなども大切なポイントです。

7 医療体制

医療機関との連携が取れる体制にあり、健康管理などのサービスを提供しているところがおすすめです。ただし、恒常的な医療ケアが必要になった場合、対応不可のホームもあるので、どこまでの医療対応が可能か、事前に確認しておきましょう。

おわりに

人生100年時代といわれる現代、安心できる環境下で自分らしいシニアライフを送るためには、元気なうちに入居する施設を決めておくのが理想的です。自立した状態であれば、それだけ住まいの種類やライフスタイルの選択肢も多くなりますし、行動範囲も広げやすくご自宅と同様の生活をアクティブに楽しむことができます。

将来、介護が必要になったときは、併設や外部のサービスを利用しながら入居を続けることも可能です。ただし、ホームによっては要介護度が一定程度よりも上がると住み続けることが不可能になり、退去を求められる場合もあるので注意が必要です。

実際に自立型の高齢者向け住宅については、このようにメリットとデメリットを理解したうえで、どのようなタイプが入居者ご本人に適しているのか、ここでご紹介した内容も参考にしながら検討してみてください。

 

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