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【寝たきりを防ぐ】「廃用症候群」って何?症状やケア方法を解説!|介護のコラム

【寝たきりを防ぐ】「廃用症候群」って何?症状やケア方法を解説!|介護のコラム

更新日:2020.09.15

病気やケガの治療のため、安静状態を長期間続けることで身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響が起こる、それが「廃用症候群」です。多くの症状に悩まされるのが特徴。とくに高齢者の場合は床に伏せがちで運動量も気力も奪われるため、そのまま寝たきり状態になってしまうケースも......。この記事では、廃用症候群の原因と予防法、ケアの仕方やリハビリ法についてご紹介します。

廃用症候群とは?その症状と原因

廃用症候群

廃用症候群は「生活不活発病」とも呼ばれます。病気やケガが原因で安静状態が長引いたり、高齢による関節の痛みなどで運動量が減ることで廃用症候群は発症します。似たような症状にロコモティブシンドローム(運動器症候群)がありますが、廃用症候群は心身の能力が大幅に低下することで、さまざまな症候が起こります。代表的なものとして、以下が挙げられます。


運動器障害

体を動かさないことによって起こる「筋萎縮」や、関節付近の組織の短縮または炎症により、関節の可動範囲が限られてしまう「関節拘縮」。ほかにも加齢とともに骨が細くなる(骨量が減る)ことによって起こる「骨萎縮」があります。体を動かす機会が減ることによって食事量が減り、タンパク質やカルシウムなど摂取する栄養が減ることも原因の一つです。

循環・呼吸器障害

寝たきり状態によって副交感神経の活動が停滞し、心拍数の低下とともに低血圧や意識障害がみられるようになります。また、血流の低下によって血栓ができます(血栓塞栓症)。呼吸筋の衰えにより肺活量、換気量も減少します。長期間上半身を起こさないでいると、重力によって細気管支に粘液が溜まりやすくなり、細菌感染を引き起こします。これは高齢者の死亡原因のトップ3に入る「誤嚥性肺炎」とも深く関係しています。

自律神経・精神障害

体に自由が利かなくなることによって、気持ちがふさぎ込むようになり「うつ」状態になります。気分が落ち込めば、運動や食事に対する意欲も失われてしまうでしょう。周囲はなるべく本人とコミュニケーションを取るように心がけ、リハビリに向けて気持ちが前向きになるように励ますことが大切です。

その他(床ずれ)

特に寝たきりの状態で注意したいのが褥瘡(床ずれ)です。高齢者の場合、筋肉の衰えによって骨が皮膚に与える負荷が大きくなります。体に見合ったマットレスや寝具を選ぶと同時に、定期的な体位変換で防ぐことが可能です。また、シーツにしわを作らない、パジャマと下着のゴムやボタンが肌に食い込まないにようにするなどの配慮も必要です。


運動能力が低下すると動く意欲が落ちてしまいます。これが関係し、さらに運動量が減って、体の機能が低下してしまう悪循環に陥ってしまいます。この負の連鎖が続くことで、「寝たきり」になってしまうわけです。

動く意欲がなくなることに加えて、入院時や療養時はなにかとストレスが溜まってしまいます。このストレスが原因で、うつ状態や逆流性食道炎を引き起こしてしまうこともあります。

廃用症候群は体を動かさなくなることで少しずつ進行する症状です。たとえば、絶対安静の状態で運動ができない状態が続くと、高齢者は2週間で足の筋肉が2割も減少するといわれています。

病気になれば安静にしていることが一般的な治療方法になりますが、廃用症候群が生じてしまった場合は、できるかぎり速やかにリハビリをして運動能力を取り戻す必要があるのです。

廃用症候群を予防するには、とにかく体を動かすことと食事が大切

廃用症候群の予防

廃用症候群の予防はシンプルです。運動をするなどできるだけ体を動かすことが大切です。 安静にしているときでも「体位変換」「座位を増やす」「ベッドに寝たまま足首を回す」「足の指を動かす」「手足をもみほぐす」などでも良い運動になります。

また体を動かす機会をつくるよう心がけましょう。介護者がつきっきりで身の回りの世話までやってしまうと廃用症候群のリスクは高まります。自分でできることは、極力自力でおこなうよう促すことで運動機会を増加できます。

ほかにも、固まった筋肉をマッサージなどでほぐし、血流を促してあげることも効果的です。強くおこなう必要はなく、皮膚表面を軽く揉みほぐす程度で問題ありません。軽めの運動やヨガ、ストレッチのような「柔軟運動」も固まった筋肉をほぐしてくれるのでおすすめの方法です。

食事による改善も効果的

廃用症候群の方は低栄養状態になりがちなため、食事による予防法も効果的です。体を動かす意欲を湧かせるためにも主食、主菜、副菜を基本に栄養バランスが整った食事、とくに筋肉の材料になるたんぱく質を豊富に含む食品を摂るとよいでしょう。具体的には、肉類や大豆類、乳製品などにたんぱく質が含まれます。

対象者の状態を観察し、食欲がない場合は、咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)機能が低下しているのか? 食欲不振なのか? 消化機能が衰えているのか? などまずその原因を突き止めましょう。口腔内を清潔に保つ、嚥下訓練をおこなう、十分に水分を補給する、消化しやすい食事に変えるなど対象者に合わせて、対策を練りましょう。

また精神的なケアをして活動的になってもらうことも、廃用症候群の予防につながります。入院を始めた高齢者は、病気によるストレスと慣れない生活から精神的に落ち込み、自室やベッドからほとんど動かないことがあります。 体を動かさない状況が続くと廃用症候群の原因になってしまうので、高齢者の悩みを聞く、自室からの外出に誘うなどのケアをしてあげましょう。

廃用症候群のリハビリ法

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廃用症候群になってしまったときは早期のリハビリが有効です。一番効果的な方法は体を動かすこと。リハビリの際は、「立ち上がる」「座る」「歩く」「階段を上る」などの日常的な運動を取り入れます。

リハビリの内容については、比較的体に不自由がない場合は、上記のような日常運動に加え、無理のない範囲でエクササイズを加えることが可能です。ただし、病気やケガで長期間入院していた場合などは、必ず医師や作業療法士(PT)の指導のもとリハビリに取り組むようにしてください。特に杖など補助器具が手放せない状態では転倒するリスクが高まります。自宅でリハビリをおこなう場合は、できることなら家族も付き沿い見守るようにしてあげてください。PTによる訪問リハビリを受ける方法もあるので、通院が難しい場合は活用をおすすめします。

ほかにも着替え、排泄など、身の回りの動作はできるだけご自身でおこなってもらいましょう。家事や趣味、社会参加などにも参加して、楽しみながら自分の体を動かす機会を増やすことが大切です。

リハビリの際は、本人の精神的活力や意欲が無くなり、続けることが難しくなる場合もあります。その際は、本人の悩みを聞いたり、目標を立てる手助けをしたりするなど、リハビリに対して前向きな気持ちを持ってもらえるよう支援しましょう。

高齢者の運動能力を維持するために、手助けは必要最低限に

運動能力の維持が大切

病気の療養は安静にしていることが一般的ですが、それによって心身が衰弱しやすくなって、廃用症候群にかかってしまうことがあります。 廃用症候群になってしまった場合は体を動かす機会を増やし、筋肉量を回復させて、生活に支障が出ない運動能力に戻すことを目指しましょう。

高齢者になるほど運動能力の回復に時間がかかるもの。介護する方は、できる限り運動能力を維持するために着替えや家事などはご本人に動いていただき、どうしても必要なときだけ手を差し伸べる程度にとどめましょう。

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