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認知症までのモラトリアム。注意して防ぎたい「軽度認知障害(MCI)」|認知症のコラム

認知症までのモラトリアム。注意して防ぎたい「軽度認知障害(MCI)」|認知症のコラム

公開日:2020.02.19

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「認知症」については、新聞や雑誌、テレビなどで幾度も取り上げられる機会が増え、少子高齢化が進む日本の重要な社会問題の一つとして周知されるようになってきました。しかし、認知症を発症する一歩手前の「軽度認知障害」については、あまり知られていないのが現状です。今回は、軽度認知障害を紹介するとともに、本格的に認知症への悪化を防ぐ為にできることを模索していきます。

放置してはいけない軽度認知障害に潜むリスク

人間は加齢とともにあらゆる機能が衰えていきますが、例外なく脳細胞も死滅していきます。やがて物忘れが始まり、認知症になる一歩手前の状態を「軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)」と呼んでいます。

厚生労働省の発表によると、軽度認知障害に該当する65歳以上の高齢者は400万人いると言われており、高齢者のうち約4人に1人が該当する計算になります。臨床的な軽度認知障害の定義は以下の通りです。

・本来の認知機能レベルの低下について、本人、家族、医師などから申告がある
・1 つ以上の認知領域(記憶、見当識など)での障害がある
・ADL(日常生活動作)面で自立している
・「認知症」ではない

軽度認知障害の初期症状として、人の名前が一時的に出てこない、家族の名前を言い間違える(息子と孫を混同)といったことが見受けられます。しかし、症状がエスカレートしてくると、やかんや鍋を火にかけたまま忘れてしまったり、自宅の場所を思い出せずに外出したまま家に帰れなくなったりと、大きな危険を含むようになります。

同時に軽度認知障害を放置しておくと、症状が悪化する可能性が非常に高く、軽度認知障害と診断された高齢者のうち、約半分が認知症に発展すると言われています。以上のことから、軽度認知障害は"認知症予備軍"と認識しておく必要があります。

軽度認知障害に見られる症状

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軽度認知障害(MCI)の人に見られる症状ですが、人や物の名前を思い出せない、物をしまった場所が思い出せない、同じ発言を何度も繰り返すといったアルツハイマー型認知症と同じような症状が出ます。

ADL面では「自立」に近い状態とされているものの、より難易度の高い手段的ADL(複数の家事を順序立てて効率よくこなす、買い物で金銭の計算、など)が難しくなると考えられています。ただし、このあたりは個人差もあるため、軽度認知障害でも問題なく一人暮らしが可能な人もいれば、家族のサポートを受けながら普段どおりの生活を送れる人もいます。

病状が進むと、記憶障害の有無、認知障害が見られるポイント(記憶、決定、実行 など)の種類とその数によって、将来的に罹患しやすい認知症のタイプ(アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性型など)が決まります。

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軽度認知障害の早期発見。まずはかかりつけ医に相談

実際に軽度認知障害(MCI)なのかどうかは、病院での診察と検査を受けてみなければわかりません。かかりつけ医がいる場合、まずはその病院の医師に相談してみましょう。そこでより詳細な検査が必要と判断された場合、脳神経外科や「もの忘れ外来」と呼ばれる、認知症を専門に診る医師のいる比較的大規模な病院を紹介してもらうことができます。

病院での検査方法は、CTやMRIでの画像診断、血液採取による検体検査などを行います。これにより、軽度認知障害の予兆を早い段階で判明できるようになりました。

また、認知症のチェックツールとして一般的に使われている「長谷川式簡易知能評価スケール」などの、記憶力や認知機能に関わるテストも実施しています。これらのテストでは、本人の生年月日、簡単な計算式や、キーワードをいくつか提示したのち、どれだけ単語を記憶していられたかなど、複数の問題に対する正答率で認知・記憶障害のレベルを測ります。

軽度認知障害の予防について

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診断の結果、軽度認知障害(MCI)と診断された人のほか、年相応の軽度の物忘れがみられたという人も、普段の生活スタイルを見直すことで、軽度認知障害やアルツハイマー型認知症の予防に努めることも可能です。

有酸素運動を取り入れる

ジョギングやウォーキングといった有酸素運動は酸素を必要とするため、脳内に血液が運ばれ、脳の血流量が増えて脳の働きが活発になります。

栄養素を考慮した食事内容にする

高齢者でなくとも1日3食は健康の基本です。栄養素の高い食事内容をきちんと毎日摂取するようにしましょう。特にサバやイワシなどの青魚に含まれるEPAやDHAは記憶力向上に良いとされています。緑黄色野菜や果物に含まれるビタミン類は、アルツハイマーの原因となるアミロイドβの脳への蓄積を防いでくれます。他には赤ワインや緑茶に含まれるポリフェノールも効果的とされています。

認知機能トレーニング

カラオケや合唱で声を出すこと、手先を使う料理や手芸など日常生活に欠かせない動作を実践、反復することも認知症予防トレーニングにつながります。1日の終わりに日記を付けるのも記憶の引き出しを活性化できるのでおすすめです。認知機能を高める"脳トレ"ドリルや携帯タブレットでできるコンテンツなど、ゲーム感覚で楽しむことも長く続ける為の秘訣です。

最後に

認知症は治癒が極めて困難な病気ですが、その前段階である軽度認知障害(MCI)は、早めに医師に接見して適切な指導を受ければ認知症への進行を回避することも可能です。また、近年はオンラインによる簡易認知機能確認スケールなどのサービスも登場しています。病院に行かずとも気軽に頭の状態をチェックできるツールで、誕生日や敬老の日などのプレゼントにも最適です。まずは様々な手段で、自らの状態を知ることから始めてみましょう。

 

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