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老人ホーム・介護施設コラム

【100人アンケート】老人ホームへの面会回数、訪問理由、そのときの心情は?

【100人アンケート】老人ホームへの面会回数、訪問理由、そのときの心情は?

2018.02.22

介護が必要なご家族を施設に入居させた方は、日々の介護から解放され、ある程度の自由な時間を確保した毎日を取り戻していることだと思います。

しかし、離れて暮らしていても家族は家族。定期的に様子を見に行くことを怠るようでは、施設に入った高齢者の不安や孤独感は増すばかりで、その矛先を他人に向けたり、認知症が悪化したりするケースも考えられます。

今回は、介護サポーターズ編集部が100人に調査したアンケート内容をもとに、定期的に老人ホームへ面会に行く大切さについて考えてみたいと思います。

皆さんの面会の頻度はどれくらい?

老人ホームへの面会頻度のアンケート結果

<「介護サポーターズ」アンケート/老人ホームへの面会回数>

アンケートの結果、面会の頻度を「週に1回程度」と答えた人が30人と最も多く、少なくとも1か月に1回は会いに行っているというケースが全体の約97%を占めました。

中には「毎日」と答えた人もいて、自宅から施設までの距離が近く、比較的自分の時間が持てる主婦が面会者である場合、積極的に通いやすい傾向にあると言えます。「週に1回」と答えた人は、仕事が休みになる週末を利用し面会に来ているようです。それでは皆さん、どのような目的、理由で面会に行くのでしょうか?

面会に行く主な理由は?「顔が見たい」の他、身の回りのお世話が多い結果に

老人ホームに面会に行く理由<「介護サポーターズ」アンケート/訪問の理由>

「顔を見て話をするのは楽しいですが、自分の家庭のこともあり、長時間は滞在できません。とりあえず洗濯物を回収して、消耗品を補充することを優先しています」
(女性/42歳/大阪府)

「家族が入居していた介護老人保健施設では、洗濯は利用者家族が行うことが原則となっていて、衣服や下着を引き上げ代わりに新しい洗濯物を届けることを週2回、兄弟が交代で行いました。それでもクリスマスや花見などの家族参加のイベントも多く、満足できる施設でした」
(男性/68歳/大阪府)

特別な理由はなく、「顔が見たい」「話がしたい」など、ご家族とのコミュニケーションを理由に、定期的な訪問を行っている方が多いようです。

その他洗濯物の交換をはじめ、オムツ、入れ歯洗浄剤といった日用品の補充を理由に、施設を訪れる方も多いようです。

祖母の体の調子が悪いときは病院に連れて行くため週1ペースで訪問していました。それ以外でも、祖父の月命日には墓参りに連れていくため毎月訪問しました。私の両親は亡くなっていて孫の私しか祖母の面倒を見てあげられなかったので、義務感が強かったです。
(男性/45歳/和歌山県)

施設の方から連絡が入るたびに会いに行くような感じでした。諸事情あって同居することができませんでしたが、とても大好きな祖母でした
(男性/57歳/長崎県)

持病を抱えている(定期的な通院が必要な)人、または素行に問題がある人などについては、定期的に家族が呼び出されることもめずらしくありません。施設から連絡が入ったとき、急な容態の変化ではないかと肝を冷やした家族も少なくないでしょう。

そして正月や盆など季節の節目や行事のときに会いにいくようにしている家族、または自宅に連れて帰る家族も多くいました。家族を集め誕生日会を自宅で開く家庭も見受けられ、離れて暮らすことになったからこそ、家族の絆を大切にしている様子がうかがえます。

私は父が大好きですが、元気で暮らしているかすごく心配なので、面会に行くときは父が喜んでくれる顔を想像するだけで私は楽しみです
(女性/39歳/北海道)

やはり親ですので元気な顔を見に行きたいと思います。いつも面会は楽しみです。
(男性/37歳/北海道)

自宅から近いため気軽に立ち寄れます。そのため面倒な思いが全くなく義務感などもありません。
(男性/50歳/東京都)

「ただなんとなく」「顔が見たいから」という理由で面会に行くと答えた人は79人にも上りました。感覚としては自宅で一緒に暮らしていたときのような自然な関係が継続できているからでしょう。それでも定期的に気軽に会いにいける人の多くは、自宅と施設の距離が近いからということも大きな理由のひとつです。施設と自宅との距離が離れてしまうと、どうしても面会の回数は減ってしまい、入居者に寂しい思いをさせてしまうことになります。

入居した家族と会うときの気分は?

老人ホームへ面会に行ったときの気持ちは?

では、老人ホームの面会に行く際、ご家族と実際に面会した際には、どのような気持ちになるのでしょうか?

老人ホームに面会に行くと落ち込む?.png<「介護サポーターズ」アンケート/面会に行く際の気持ち>

顔を見に行くのが楽しみではある一方で、自分が一緒に生活してあげられないという気分で落ち込むことはあります。時間があれば会いに行かなければならないという義務感を感じているのも確かです。
(男性/41歳/兵庫県)

寝たきりで認知症もあるため、会いに行っても実際に反応はありません。それでも家族として行かなければいけないという義務のみで通っています。そんな姿を見ると私自身の気分が落ち込むこともあり、実際あまり行きたくないというのが本音です。
(女性/41歳/三重県)

最低週1回は面会に行くことを約束に入所してもらったので、面会に行くのは義務だと思っています。ただ、本人にとっては自宅が一番のはずです。我慢していることも多く、申し訳ない気持ちになります。
(女性/47歳/東京都)

上記3名以外にも「義務感」を理由に挙げた人が大勢いた結果となりました。これまで育ててくれた恩に報いることができず、家庭の事情で預けざるを得ないことを申し訳なく思うようです。また、入居者に悲しい思いをさせている反面、自分たちは介護から解放され少しは楽になったとことに背徳感があるようです。

面会に行っても祖母は目も合わせず返事もせず、嫌な態度を取るようになりました。家族に捨てられたと思っているかもしれません。それでも会いに行かなくてはと思い、面会に行くのですが、すっかり心を閉ざすようになってしまい、私もため息をつきたくなります。(女性/39歳/静岡県)

祖母は脳出血で麻痺が残り、大好きだったおしゃべりもほとんどできなくなりました。最近では面会に行っても反応がほとんどありません。以前の明るく溌剌とした祖母はもう二度と帰ってこないのだなと思うと寂しく、面会後に気持ちが落ち込むことが多いです。(女性/32歳/大分県)

老人ホームへ足を運ぶとどうしてもネガティブな精神状態になってしまいます。父は会話がめっきり少なくなり衰えを強く感じています。そういった父の姿を見るたびに私自身ますます落ち込んでしまうのだと思います。
(女性/53歳/神奈川県)

入居者が新しい施設になじめず不安定な精神状態になり、面会に来た家族を無視したり暴言を吐いたり、またその矛先は施設とその職員に対して向けられることもあります。こういった状態になると、面会に来た家族も憂うつな気持ちに陥ってしまうようです。老人ホーム選びやその前段階に双方が納得していないと、このようなことに陥りがちです。

◎ご家族が老人ホームや施設の入居を嫌がる......双方が納得した入居をするためには?

◎【100人に聞いた】老人ホームの選び方と注意点

家族の絆をつなぐ面会

それでも、「入居家族に会いに行くのが楽しみ」という人も「義務感が強い」と答えた人の同数います。

「家にいたときは暗い表情が多かった母が、施設では明るく活き活きとしています。そんな母に接するのは私にとってもうれしいことなので、毎回訪問するのが楽しみです」
(男性/62歳/兵庫県)

「スタッフがとても親身になって接してくれているので、なかなか面会に行けない家族でも安心しています。次に会いに行くとき元気にしている姿が楽しみです」
(女性/50歳/福岡県)

「祖母は施設への入居を初めは嫌がっていて、入所直後は帰りたいと言っていたのですが、今ではすっかり居心地よく感じているようです。施設での生活を満足してくれているので会いに行くことが楽しいです」
(女性/45歳/京都府)

「見捨てられた」「自分は厄介者だ」と初めは思っていても、密に面会を重ねて行けば、その熱意と愛情は伝わるはずです。加えて介護士のホスピタリティや他の入居者との人間関係、レクリエーションの内容によって、気持ちが傾いてきます。それだけに入居者本人に合った施設を探してあげることは家族にとって大きな責任だと言えるでしょう。

また入居者が楽しい生活を送っているのを見ると、ご家族も面会が楽しくなるはずです。面会が負担だと感じてしまうと、施設への足取りが重くなってしまいます。

終わりに

特別養護老人ホームや有料老人ホームといった施設に入居している高齢者の数は年々増え続けていて、その数だけ家族の葛藤やジレンマはあります。家庭の事情でどうしても施設に入居させなくてはいけない場合、入居後も可能なかぎり定期的に会いに行くようにしてみてください。

最初は義務や責任感を感じていても、きっとその努力は入居者の心に届き、いつかは施設の暮らしに納得してくれることでしょう。

今回のアンケート結果では、入居に至るまでのプロセスが非常に重要だと改めて感じることができました。施設への入居を考えた段階での相談、施設選び......。

自身が最後まで住むことを考えて、ご家族の老人ホームを探してみてください。

 

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