「高齢者向け住宅」のなかには、賃貸住宅から分譲住宅まで、実に様々な形態の物件があります。いずれも高齢者の入居・生活に配慮した住宅であるといえますが、そのなかでも、専ら高齢者を賃借人とする賃貸住宅が「高齢者専用賃貸住宅」です。
「高齢者専用賃貸住宅」は、一般的な賃貸住宅と変わらない物件もありますが、国土交通省によると、8割が緊急時対応などを行っており、6割が食事サービスを提供しています。また、介護が必要になった場合は、事業者と同系列の訪問介護サービスを利用できる物件もあります。
「高齢者専用賃貸住宅」は、高齢者が安心して生活できる環境が整った住宅であるといえますが、基本的には「法令」によって以下の3つの種類に分けられています。
◎「高齢者専用賃貸住宅」の種類
(1)高齢者専用賃貸住宅
高齢者の入居を拒まない「高齢者円滑入居賃貸住宅」(※注)のうち、もっぱら高齢者を賃借人とする賃貸住宅のことです。
※注・・・「高齢者円滑入居賃貸住宅」とは、高齢者の入居を拒まない賃貸住宅として、都道府県または都道府県の指定する機関に登録した賃貸住宅のことです。
(2)適合高齢者専用賃貸住宅
介護や食事サービスを提供するなど、厚生労働省の定める条件を満たした高齢者専用賃貸住宅のことです。
(3)高齢者向け優良賃貸住宅
高齢者(原則60歳以上の単身・夫婦世帯)が安全に安心して居住できるように「緊急時対応サービス」を完備した、バリアフリーの賃貸住宅です。家賃制度に対する補助制度もあります。